就活で大人気のPR会社、一体どんな仕事をしているの?

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コラム

PR会社の仕事 新卒

流行をつくったりテレビ番組を盛り上げたりと、忙しくも華やかな印象のPR業界。新卒生からとても人気の高い業界のひとつです。でも新卒の皆さん、そもそもPRと広告は何が違うのか、そしてPR会社は企業に対しどのような働きをするのか、きちんと知っていますか?今回は、人気の「PR業界」について、その役割と魅力を紐解いてみましょう。

 

そもそもPRってなに?

PR(=Public Relations)の本来の意味は、企業、行政、学校、NPOなどの組織が、ステークホルダー(組織となんらかの利害関係がある人々)との間に“相互に利益をもたらす関係と信頼を築き、さらにそれらが保たれるようにマネジメントする”こと。企業以外の組織においても行われている活動ですが、ここでは企業のPRのケースを取り上げましょう。

 

企業にとってPRとは

企業は自社のブランドや製品、サービスを世の中の人に知ってもらうために、さまざまな活動を行っています。PRもその活動の中のひとつ。認知を高めるだけでなく、消費者とよい関係を保つために、社会の動きを常に観察し、消費者の声に耳を傾け、さまざまなPR戦略を練っています。

 

広告とPRの違い

認知を高め、信頼関係を築くための活動となると、気になるのは広告との違いです。PRは一見、広告と同じような活動に見えますね。でも決定的な違いがあるんです。それはメディア(媒体)にお金を払うかどうか。広告の場合、情報を発信する際には、メディア(新聞、テレビ、雑誌、Webなどの媒体)のスペースを購入する必要があります。購入したそのスペースの中で広告を展開するのです。

広告の仕組み

一方PRは、企業の新しい情報をメディア側が積極的に見つけます。そしてメディア自身がその情報を掲載するか否か、判断するのです。つまり、情報に話題性があれば、メディアが勝手に拡散してくれるので、情報発信側の企業はメディアを購入する必要がありません。

PRの仕組み

広告出稿において、媒体費はコストの中でもとても大きな割合を占めるもの。だったらPRの方が断然お得に思えますよね。でもそう甘くもないんです。PRの場合、情報掲載の有無を決定するのはあくまでメディア側。つまり、メディアが「これは話題になりそうだ」と判断しない限り、掲載してもらえません。

 

費用を払えば情報をベストなタイミングで確実に発信できる広告に対し、PRは掲載してもらえる保証がありません。さらには、掲載してもらえたとしても、いつ、どんな形で掲載されるかわからないことも。そのかわり、メディアの目にさえ留まれば、媒体費をかけることなく大規模なプロモーションを行うことも可能です。広告かPRかの選択は、時と場合によって適切に使い分けた方がよさそうですね。
 

消費者側から見た、広告とPRの違い

ではここでもうひとつ、消費者側から見た広告とPRの違いについても触れておきましょう。

 

広告は世の中に向けて企業自身が直接発信するもの。したがって表現は主観的になりがちです。それに対しPRは、メディアが自身の特性を活かして独自の表現で発信するものなので、客観的な視点で情報が発信されることになります。情報をキャッチする消費者にとっては、第3者の客観的な情報の方が、発信者本人の主観的な情報よりも信憑性が高く、より魅力的に映ります。口コミサイトが信頼されやすいのと同じ感覚ですね。このことからも、PRは消費者の心をつかむ効果的な手法であることがわかります。

 

情報を発信する本人からの情報より、第3者の評価や口コミの方が信憑性が高まる。

消費者側から見た広告とPRの違い

 

広報とPRは同じ?

それでは次に、広報とPRの違いについて見てみましょう。企業におけるPR活動は、主に広報担当者が行っていることもあり、広報とPRを兼ねていたり、同じ意味で使われることも多いようですが、実は少しだけ違いがあります。まず広報には、その字の通り「広く知らせる」という意味があります。つまりリリースを配信するなど、情報を一方的に伝える活動です。それに対しPRは、情報を伝えることはもちろん、その活動によって双方向のコミュニケーションを築き、さらにはその関係性をマネジメントしながら、消費者間でも自然に情報の伝達が行われていくような仕組みをつくります。一見同じように見える広報とPR、実は活動の着地点が異なるのです。

 

PR会社の仕事って?

企業は製品やサービスの情報を世の中に発信したいと思っていても、リリース配信を増やすだけのマンパワーが足りない、PRのテクニックや知識がない、方法がわからないなど、PR活動がなかなかうまくいかないことがあります。そこで頼りになるのがPR会社。商品やサービスに取材の依頼が来るようにさまざまなメディアに向けて働きかけたり、メディアが飛びつく印象的なキーワードや面白い切り口をつくったりと、企業のPR活動を支えています。では、その具体的な内容と流れを見てみましょう。

 

①現状の把握

まずは、製品やサービスをしっかりと把握し、課題・機会を分析、市場の調査を行います。ここで、「誰に向けてのPRなのか(ターゲット)」そして、「なんのためにPRを行うのか(PRの目的)」を明確にします。

 

②PR戦略と戦術の立案

商品やサービスのことをしっかり理解したら、戦略を立てます。最適な表現やツールの開発、メディアへの提案など、メディアが動いたその先にある消費者の行動も見越した戦略を立て、細かい戦術まで綿密に練って実践します。メディアとの深い関係性や人脈を駆使した戦略的アドバイス、Webの利用など、PR会社によっても手法や強みはさまざま。時にはクライアント企業のマンパワー補強や社内の広報体制構築まで行うこともあります。

 

③効果検証

PR活動を行ったものの、そのまま放置していては、それ以上前には進めません。PDCA(Plan/Do/Check/Act)をコンスタントに何度も回し、その都度改善していく必要があります。クライアントのニーズに合った、よりよい結果へと導くために。効果検証もまた、PR活動の中でとても大切なフローのひとつです。

 

 

どんな職種があるの?

PRの仕事には、大きくわけて2つの職種があります。1つは、クライアントの目的を果たすためにPRの戦略を立てる「PRコンサルタント」。戦略を立てるといってもその仕事の幅はとても広く、戦略戦術の立案だけでなく、市場調査から、効果検証まで一貫して全て関わります。プレゼン力、コミュニケーション力はもちろん、各メディアに関する知識や、他社では行っていない戦略を考える発想力に加え、効果検証するうえで必要になるロジカルな思考力も求められます。

 

そしてもうひとつが、クライアントの情報をTV・新聞・雑誌・WEBなどのメディアで取り上げてもらえるようにメディアにアプローチする「メディアプロモーター」。メディアの担当者とのやりとりが主な仕事ですが、取材の立会いやクライアントとの打ち合わせなども多く、日々たくさんの人と関わるため、コミュニケーション能力が問われる職種です。

 

PR業界の大手企業はどこ?

日本にあるPR会社は現在300社前後。その中でも大手PR会社といわれる会社をご紹介します。

 

●上場3社

・株式会社ベクトル

株式会社ベクトル ロゴ

今最も急成長しているPR会社。2012年上場。山本美月主演、映画「東京PRウーマン」のモデルにもなりました。

 

 

 

・共同ピーアール株式会社

 

共同ピーアール株式会社

1964年創業。日本のPR業界の中でも老舗の会社。

 

 

 

・株式会社プラップジャパン

 

株式会社プラップジャパン

こちらも老舗の会社。1970年創業。

 

 

 

●その他大手PR会社

・株式会社電通パブリックリレーションズ

 

株式会社電通パブリックリレーションズ

電通系列のPR会社。上場はしていませんが、日本3大PR会社のひとつと言われています。

 

 

ちなみに、PR会社の世界ランキングを見てみましょう。なんと日本のPR業界最大手ベクトルが、25位にランクイン!国内1位です。そして41位に電通PRが。国内では2位ですね。日本の大手PR会社は今後の更なる成長が期待できそうです。

 

世界のPR会社ランキング

参考文献 「GLOBAL TOP 250 PR FIRMS 2015」/holmesreport (http://www.holmesreport.com/)

 

PR会社の新卒採用について

日本には、日本国内のPR会社だけでなく、外資系の大手PR会社もあります。しかし外資系の会社は、人材に即戦力を求める傾向にあるため、新卒採用を積極的に行いません。また、日本国内のPR会社でも、中途採用しか行わない会社もあるため、新卒採用をしているPR会社には、毎年応募が殺到するのです。

 

 

いかがでしたか?PR業界のこと、改めて知っていただけましたでしょうか。PR業界は、年学生から人気の高い業界のひとつ。新アドでも多くの企業を紹介しています。PR会社とひとことで言っても、テレビ番組と繋がりの強い会社もあれば、WEB媒体に特化した会社もあり、強みはさまざま。自分が本当にやりたいことは? 自分にあっているのはどの会社? など、さまざまな疑問や悩みに、PR業界に強いアドバイザーがお答えします。

今後新アドでは、PR業界の企業によるセミナーや説明会を順次開催していく予定です。PR業界に行きたい! と思っている人も、少しだけPR業界に興味が持てたという人も、ぜひ一度、参加してみてくださいね。



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